T21開発座談会


トミーインターナショナル御代川社長と開発ドクター田村元先生

〜挨拶略〜


田村先生:
TOMYさんは、研究開発のできる唯一の国産企業ということもあるので、僕にできることはできる限りご協力差し上げたいと考えているんですよ。
それが今後の若い世代の先生方のためになり、社会貢献になるかなと思っています。


御代川社長:
矯正の世界は益々グローバル化しております。
中国でT21のセミナーを行ったときに感じましたが、大変熱心な先生方が多かったですね。
TOMYとしても今までのアジアにおける販売網は数カ国でしたが、今後はさらに増やしていく予定です。
そこでアジア人にあわせた、TOMYオリジナル商品であるT21を大切に考えております。


田村先生:
東洋人と西洋人では骨格の違い等があるので、西洋のブラケットでは治療上に不具合があるというのは専門医の間では昔から既知の事実です。
やはり東洋人には、東洋人にあわせて作ったブラケットを使用した方が治療の結果は良いんですよね。


田村先生:世界基準から考えてもTOMYさんの技術力は極めて高いですし、T21ブラケットシステムの改良を重ねていけば、世界で評価されるものが出来上がるかと思います。
企業とユーザーが協力して良い物を作り出し、国内の先生方にも応援していただいて、海外でも良い評価を得る。
そうして出た利益をまた開発費にあてていただく。


田村先生:そういう良い循環を作り出すことによって、東洋人に合ったより良いブラケットやシステムを、TOMYさんのような企業に作り続けていただけるという理想的な流れですね。
最終的には、日本のためだけというわけではなく広く社会に貢献できたら嬉しいです。
微力ながら今後益々頑張らせていただきます。


御代川社長:こちらこそ宜しくお願い致します。